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「ゼロ秒思考」で頭が良くなる理由-思考の瞬発力を身に付けたい人へ-

この記事では、私がこれまでに頭を良くしようと、試してきた手法の中で、もっとも有効であった方法を紹介したい。

 

その方法とは、「ゼロ秒思考」というものである。

 

「ゼロ秒思考」とは大手外資系コンサルティングファームに勤務していた赤羽雄二氏が考案した思考法だ。

詳細はこちらの書籍に詳しく記述されているので、興味のある方は是非読んで頂きたい。

 

 

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

 

頭の良さのとはなんだろうか。

私は、「頭の良さ」について考える時、この能力を大きく2つの能力に分ける。

・知識が豊富な人

・知識の使い方が上手い人

の2種類である。

 

今回の「ゼロ秒思考」は、この2つのうち「知識の使い方が上手い人」に近づくための方法だ。

 

私のイメージする「知識の使い方が上手い人」とは、

・機転が利く人

・気の利いた冗談が言える人

・アイデアが豊富な人

・記述テストが得意な人

以上のような人々である。

別の表現をするならば、頭のキレる人とも言えるだろう。

 

 

ワーキングメモリと頭の良さの関係

そして、上記のような能力の優劣に起因するのがワーキングメモリという能力の優劣ではないかと言われている。

 

ワーキングメモリとは、脳の中の作業机と考えて頂くと分かりやすいかもしれない。

 

広く整頓された作業机で工作をした方が、狭く散らかった作業机で同じことをするより良い作品が出来上がる。

 

それと同じように、このワーキングメモリが優れており、整理されていると、1度に複数の事柄を脳内で処理出来るため、アウトプットされるものも質の良いものになる。

 

つまり、いわゆる「知識の使い方が上手い人」になるためには、ワーキングメモリを強化するか、ワーキングメモリを整理するかの2つの手段が考えられる。

 

 

ゼロ秒思考のやり方

「ゼロ秒思考」は意図的にワーキングメモリを整理することで、頭の中の作業机を使いやすい状態にして、アウトプットの質を高める手法である。

 

やり方は至極シンプルである。

・A4サイズの紙とペン、ストップウォッチを用意する。

・お題を考える。

・お題に対しての自分なりの答えを、紙にひたすら書いていく。

 

また、「ゼロ秒思考」を実践する際には、次のような簡単なルールを守る必要がある。

・1つのお題に対して4-6つ程度の答えを出すこと。

・お題に対しては、単語で答えるのではなく、20〜30文字の文で答えること。

・これらの流れを必ず1分以内に行うことである。

 

以上のことを行うだけで、頭の中が整理され、頭の回転が速くなっていることが実感できる。

 

続けてみて分かったゼロ秒思考の驚くべき効果

信憑性を高めるため、私の実体験を紹介する。

 

開始1日〜3日目

ゼロ秒思考法を行った直後は、頭の中の靄が取れた気分になり、ストレスが軽減されたことを実感。

しかし、日常生活で大きな変化は感じられなかった。

 

開始1週間

日常生活に変化が見られるようになった。会話の中で、言葉がスムーズに出てくるようになり、業務上の思考を必要とするコミュニケーションが円滑に取れるようになっていることを実感。

 

開始3週間

明らかに頭の使い方が変わっていることを実感。

ディスカッションや商談など、インプットした情報を即座に理解つつ、論理的かつ説得力のあるアウトプットを必要とする場面でも、冷静に自分の能力を発揮できるように。

 

開始3ヶ月以上

人生が変わったことを実感。

イレギュラーや環境の変化、他者の悪意など外部環境にメンタルが影響されることが減り、ストレスを溜め込むことがなくった。

また、知識や情報を瞬時に頭の中で整理、構築し、質の良いアイデアが浮かぶようになった。

 

以上が私の実体験である。

あくまで、これは私の例であり、誰が行っても、私ほどの劇的な効力が得られるものではないかもしれない。

というのも、私はもともとADHDという障害があり、人に比べワーキングメモリの働きが弱い。

そのため、「ゼロ秒思考」でワーキングメモリを整理する方法は、他の人以上に脳の使い方の変化をもたらしたと思われるためだ。

 

しかし、この「ゼロ秒思考」は「ワーキングメモリを整理する方法」としては最も優れた手法であるため、知識はあるはずなのに、それをなかなか生かすことが出来ない。という人は是非とも試してほしい。

 

特に、次のような人には積極的に推奨する。

マーク試験は点数が取れるのに、記述試験では点数が伸び悩んでいる高校生。

エントリーシートやウェブテストでは選考が通るのに、面接となるとうまくいかない就活生。

商材知識、業界知識、ビジネス知識はあるのに、商談になると力を発揮出来ない営業マン。

 

少なくとも3週間以上行うことで、必ず日々の生活や学業、ビジネスの場で良い影響を与えることだろう。

 

 

まとめ

・ワーキングメモリを整理することで、思考の瞬発力が得られる。

・1分という制限の中で書きまくるゼロ秒思考を行うことで、ワーキングメモリの整理が行える。

・ゼロ秒思考は習慣づけることで、驚くべき効果を発揮する。