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笑顔を探せゲームでポジティブ思考が癖付く

「ポジティブになりたい」

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このように考えている方は非常に多いだろう。私もそうである。

 

実際、ポジティブな気分の時は、仕事のパフォーマンスを上がるし、人間関係も良好になる。

 

スポーツ、ビジネス、人間関係など、多くの分野でポジティブな思考は、高いパフォーマンスの発揮に良い影響を与えるという研究結果が出ている。

 

だから、出来るだけポジティブな考えをしている時間を増やし、人生を豊かにしていきたいものである。 

 

しかし、多くの人にとってポジティブな思考、ネガティブな思考というものは思い通りにコントロール出来るものではなく、外部環境に左右されやすいものだ。 

 

さらに悪いことに、1度ネガティブな思考のスイッチが入ってしまうと、それによって仕事のパフォーマンスや人間関係の悪化を招き、さらにネガティブな思考に陥ってしまうという、負のサイクルから抜け出せなくなってしまう。 

 

このような、負のサイクルから抜け出すためにも、自らのコントロールの下においてポジティブな思考を引き出す術を身につけておく必要がある。

 

笑顔を探せゲーム

そのための手段として、「笑顔を探せゲーム」というものがある。

 

この方法は、非常に有効かつ短時間で簡単に行えるものなので是非試して頂きたい。

 

「笑顔を探せゲーム」とは、10枚から20枚ほどの人の表情の画像の中から笑顔の画像を見つけ出し、選択するというものだ。

 

このシンプルなゲームは、カナダの大学のマーク・ボールドウィン教授らによって考案され、ポジティブな思考を喚起するために、有効な手段であるということが証明された。

 

150人の学生を対象に行われた実験では、このゲームを行った後の学力試験において、学生の試験に対する自信や集中力を高めたことが判明した。

 

また、23人のコールセンターのスタッフに対して行われた実験では、この「笑顔を探せゲーム」によってスタッフのストレスが低下し、自信と勤務成績が向上したという結果も出ている。

 

実際に、このゲームを行った人たちの唾液を調べたところ、ストレスホルモンのコルチゾールのレベルが17%も低下していたという。

 

ポジティブに敏感になる

この研究結果が示唆していることは、「自分が置かれている環境や、起こる出来事のポジティブな側面に積極的に着目することが、自分の感情をポジティブにすることにつながる」ということなのではないかと考える。

 

私は、「髪型がいつもよりキマっている」「はじめて入った定食屋さんがとても美味しかった」「意地悪な上司が少しだけ優しかった」など、日常の些細なポジティブを意識的に言語化して積み重ねるようにしている。

 

以前の私は、人の意見に難癖をつけたり、自分に対しても周りの人に対しても劣っている部分にばかり目が行く性格で、トラブルも多かった。

 

しかし、上記のような習慣を身につけたことで、少しずつではあるが、気の許せる友人が増え、自信も付いてきている。

 

この記事の「笑顔を探せゲーム」は、「笑顔」=「ポジティブの象徴」であり、ポジティブを意識的に探し出す習慣を身につける手段として、非常に有効なのだろう。

 

そのため、身の回りのポジティブを探し出す習慣を身につける第1ステップとして、「笑顔を探せゲーム」を試して頂ければと思う。