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宅浪の苦労と成功のカギを経験者が語る

浪人というのは不安との孤独の闘いである。

同級生が華やかな大学生活を送るなかで、勉強をしなければならないのだ。

そんな辛い浪人生活であるが、特に辛いのが予備校に通わずに、家で勉強をする自宅浪人、いわゆる宅浪である。

私がバイトで大学の入学金を稼ぎつつ自宅浪人で第一志望の大学の合格を勝ち取った経験から、宅浪を成功させるための心構えをまとめる。

 

 

モチベーションの低下を受け入れる

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浪人を決めた直後は、志望大学へ受かるための勉強へのモチベーションが1番高い時期であり、とにかく勉強がはかどる。

しかし、浪人とは1年間にわたる長い闘いであるため、確実にモチベーションが低下する時期が訪れて、勉強に集中できなくなる。

特に宅浪は、周りに同じ目標を持つ仲間がいないため、一度モチベーションが下がるとなかなか回復できない。

「自分はダメなやつだ。」と1人で自己嫌悪に陥ってしまうこともあるかもしれない。

そんな状態で無理して勉強を続けたり、逆に一切の勉強を投げ出してしまってはいけない。

ある日突然すべてが嫌になり受験を放棄してしまうことになりかねないからだ。

そんな時に試して欲しいのは、あえて長時間の勉強を辞め、1日30分だけの勉強法に切り替えてみることだ。

少しずつの勉強を続けていくうちに、モチベーションの低下を時間が解決してくれる。

そして2,3週間もすれば、必ず浪人を開始した当初の意欲が戻ってくるはずだ。

モチベーションの低下が起こることがあるのは、仕方がないことだと受け入れ、モチベーションの低下→小時間勉強→モチベーションの回復を何度も繰り返すことで、着実に志望校合格への学力を身につけていこう。

 

1日1時間、1週間に1日は自分の好きなことに没頭する時間を作る

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予備校生と異なり、宅浪は勉強と遊びのスイッチの切り替えが難しい。予備校生ならば、予備校に勉強のペースを管理してもらえるが、宅浪ではそうはいかないからだ。

宅浪をしていると、起きている時間はずっと勉強をしていなければならない気分になり、休憩時間も落ち着かない。

そのため、○時からの1時間は勉強をしなくても良い時間、○曜日は遊びに出かけても良い日などと、自分で明確にルールを決めよう。

そうすることで、勉強と遊びのオンオフがしっかりとでき、結果的に勉強に集中することができる。

模試は必ず受けよう

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宅浪でつまずいてしまう原因の1つに、自分の弱点や勉強の進行具合に無頓着になってしまい、誤った方向に勉強が進んでしまうことが挙げられる。 

そんな状態を改善するための最も有効な手段は、模試をしっかりと受けることだ。

模試の結果は点数や偏差値といった客観的な数字で、自分と他の受験生との実力や進行具合の差を示してくれるため、自分の習熟レベルを把握するのには最適である。

また、模試の点数を目標にすることで、モチベーションの管理も行うことができる。

そのため、月に一度は模試を受けることをオススメする。